浜村駅〜泊駅 12km 鳥取市、湯梨浜町 バス、クションのせいかお尻おちつかず、熟睡出来ず。長野を出た時から降りだした小雨が京都に着いても上がらず。非常に蒸し暑く,Tシャツになる。八条口駅の2階の片隅に落ち着く空間みつけ腰をおろし、鳥取行きのバスが出るまで2時間ほど待つ。 鳥取まで4時間のバス。鳥取からJRに乗り30分で浜村。鳥取に着いた時には雨も上がり、青空出てきたのだが、また小雨が降り出す。たいした降りではないので傘をだスタート。しかし20分ほど歩いたらズボンが濡れてきたので、雨具つける。それから終日雨の一日となる。一時間で9号線。姫路バス停、休憩.海沿いになる。魚見台から30分程海はなれる。3時半現在、気温19度。休んでいると少し寒くなるが歩き出すとちょうど良いくらい。雨具着けていてもあまり蒸れず。気温が低いのが幸い。海かなりの波。サーフインの若者数人、波間に見える。民家の駐車場に島根ナンバーの車あり。島根が近い。人家少なくコンビになど全くなし。京都で食糧かって来なかった、失敗なりと思い歩いていたら、泊駅の少し手前の集落に「魚のえさ」の看板の店あり。ラーメン、お菓子などあり。その店から10分で泊駅。 小さな雑貨屋いがいなにもない。その雑貨屋も閉まってる。上がりかけていた雨がまたポツリポツリ。今夜はこの駅舎かと暫く待合室で休憩するが、落ち着かず。すぐ横にある屋根付きの駐輪場にテント張らせてもらう。快適なり。


6月23日(月)小雨のち雨、一時強くなる後曇り 泊駅〜倉吉駅 13km 湯梨浜町・倉吉市
やはり待合室よりテントが良かった、落ち着く。夜中、風の音と思っていた車の音で、何度かめが覚める。 でもテントは楽しい。5時前から目が覚めていたが、5時半になり起きだす。雨はなんとか上がったようだ。で も雲が厚くいまにも降りだしそうな中スタート。15分ほどで9号線と別れ、倉吉街道に入る。その頃より振り出して来る。少しの間、傘だけで歩くが濡れそうになって来たので雨具きる。これから倉吉にはいるまで山陰線と平行して道が続く。線路横の草だらけの藪のなかにカールの白い花が一輪咲いている。不思議な光景なり。線路を長いこと見ながら歩いていたら可笑しな疑問。レールは真っ直ぐなのに何故曲がれるのかな。曲がったレールなんて見たことないぞ。暫く歩きながら考える。レールの継ぎ目で少しづつ左右の隙間を変えれば曲線になるかな。今度こども電話相談室に聞いてみよう。北方入口のバス停でアンパンの朝食。しかしここのバス停は汚い.雲の巣だらけ、座れない壊れているイス。数センチもたまっているホコリ。ここ何年も掃除などした事がないと思われる様子。今まで何度バス停で休ませてもらったことか。一晩のネグラにも。バス停にもその地域の個性がある。使っている人の心が分かる。多分ここは利用者がいないのだろう。でもいないのならバス会社がやっても良くはないのでは。その後のバス停も似たりよったりの状況。何故だろう。 東郷湖手前より雨脚強くなる。燕ちょう園に入る。日本最大の中国庭園が有るテーマパーク。益々雨が強くなってきたのでゆっくり見学。中国3人娘の雑技団の公演30分あり。入った時は少なかったお客さん、団体のバスが着いたのか、かなり大きいシアターが満員に。出る頃にはあめが上がりだす。少し歩き湖と別れる。緩い登りが終り下りになると倉吉の街が見えてくる。日本一住みたい町に選ばれ、嵐山孝三郎の日本百町村にも入っている町。そしてユニークトイレで町興し。反面、司馬遼太郎の街道を歩くでは、巨大な国道が街を分断し、昔の面影を失くしてしまったとも書いてある。この倉吉は私にとってテクテクで行ってみたい街のトップだった。その街に期待と少々の不安を持ちながら、坂を下っていった。 駅横の観光案内所でトイレマップもらい、ルートの検討。その横でお湯沸かし,焼きそば食べる。60過ぎのオッサンが、屋根の下とはいえ、道端のようなところでカップ焼きそば。どう見てもホームレスかなと我ながら思ってしまう。 バスにのり倉吉一番の観光名所,白壁土蔵群へ。土産店とは知らなかった「赤瓦」。川沿いのコンパクトな地域なり。デジカメの電池なくなり駅まで戻る。今夜ほ駅前のカプセルホテルに泊まる事にする。荷物預ける。白壁からすぐ近くの打吹山公園へ。それほど大きくはないが木々多く落ち着いた感じ。公園の下にあった「さわやかトイレ」、公園のなかにもトイレ2箇所。思っていたほど目新しくもない普通のトイレなり。その後,福吉町まで15分程歩きピアノの形をしたシンフォニートイレ、平成元年グットトイレ賞なのだが、それと言われればピアノだが、知らないと分からないのでは。バスにのりパークスクエアの屋外トイレ。ここもそれほどユニークでもなし。ここでハタと気がついた。この町がトイレで町興しを始めたのはもう20年も前の事。その当時に今ここにあるようなトイレは他の町には少なかったのでは。逆に今ではそれが当たり前になっているのではと。しかし5箇所トイレを回っただけで少々疲れた。 駅前のカプセルホテルに入る.畳一枚もないようなスペースだがtvも付いている。風呂に入りビール飲みながら日記つける。お客さん他に2人位で快適そう。昨日から濡れた靴下脱がず、足底シワシワ、痛い 
6月24日(曇り)
倉吉駅〜三徳山三仏寺〜投入堂~倉吉駅〜鳥取〜京都
昨夜はホテルの直ぐ隣のすし屋「たかよし」に入る。別室に一組お客さんいた様だが一階は私だけ。燗酒たのみチビリチビリ。「大将、日本海の魚ある」「このところ時化であまり上がってないけど、スズキ、白イカなんてどうですか」「それ握って」なかなかイケル。「倉吉は住みよい街で一番になった事あるけど、実際はどうかな」「今じゃ、いいのは公務員だけじゃないかな、私達商売人はダメだよ、何しろ人口が少ないんだから」「そういえばこの辺は石破さんの地盤じゃないの」「そうなんだけど石破さんはダメ、地元の事は何もやってくれない世界の事ばかり。地元が潤をわなかったら、国会議員の価値が無いよ」その通りだろう、理想と現実のギャップを感じる。大将と話をしていたらお銚子3本空けてしまう。

たかよし出て街中ブラツク。この街も地方都市の典型、スナックが多い。すし屋で結構食べたがラーメン屋の前を通ったら、フラット入ってしまう。醤油らーめん570円.背油が入ったスープがなかなか旨かった。帰って横になったら急に眠気が襲って来る。そのままバタンキュー 5時前に目が覚めたが、6時少し前まで寝てしまう。アンパン食べる。コイン・ロッカーに荷物預け、三徳山行きのバスに乗る.三朝温泉過ぎると山が深くなる。 参堂口で下車、急な階段登り三仏寺正門。投入堂へは単独者は登山禁止。つい先日単独者の転落事故があったため。私のまえに二人行っているので、その人と行って下さいとの事.本堂入口で瀬戸市と町田市から来た若者二人と合流。滑りそうな靴を履いてる人は草鞋を。500円なり。私の靴もかなり磨り減っているので履き替える。
。おじさんと若者、男三人のにわかグループの登山となる。赤門の登山口をくぐるとすぐ木の根を掴まりながらの急な登り。20分で鎖場になりその上が文殊堂。よくもこんな急な山の斜面に立派な建築を。そして次に地蔵堂。重さ2トンもある鐘の鐘楼堂と建物が続く. 平安後期に作られたという国宝の投入堂は、戸隠の百軒長屋を小さくしたような岸壁の真下に建っていた。平安後期に健造された最古の建物という事で、世界遺産登録を目指している。今年平成18年に開山1300年である。3人で代わる代わる写真を撮り下山。

数組のグループとすれ違う。登山事務所で足を洗わせてもらい、汚れた草履は置いてくる。 倉吉に着くと10分ほどで鳥取行きの列車あり。鳥取でるるぶに載っていたカレー屋さん捜す。地図を見て歩くがなかなか見つからず.よくよくみたら1本道を間違えていた。土地勘の良いはずの私にしては、珍しい。捜していた店は「ベニ屋」さん。喫茶店風な店構え。750円のカツカレー食べる.量が少々少ないような気もしたが、美味しかった。戦後すぐにカレーを始めた、カレーの老舗 ちなみに鳥取はカレーで町興しをしている日本一のカレーの町。カレーの消費量が県庁所在地のなかで全国一。町のカレー屋さんが載ってるカレーマップもある。毎月0のつく日はカレーの日。皆でカレーを食べる事を奨励している。もちろんカレーンジャーもいる。京都行きのバスが出るまで一時間ほど、駅前の公園のベンチに横になり寝てしまう。 京都でいつものがんこで夕食、夜行バスで長野。 |